平井千絵 フォルテピアノだより

フォルテピアノの音色に魅せられ、オランダ留学→演奏活動開始、住むこと10年以上。2012年春に帰国しました。フォルテピアノ(現代ピアノのご先祖さま)奏者、指導者として活動しています。所属事務所ムジカキアラ http://www.musicachiara.com 東海大学芸術学科非常勤講師  東海大学生涯学習講座「大人のためのピアノ教室」https://ext.tokai.ac.jp/staticpages/index.php/koza-detail?id=2018aSAT02

Radio France コンサート

 アンサンブル・シュトライヒャーのコンサートのご報告を。

 コンサート前日夜のラジオフランスでのリハから翌日夜まで、テレビカメラで撮られ続けることを初めて経験しました。
 カメラがいつもそこにいて、それからテレビ番組のためのインタビューや、いろいろ。
慣れない言葉の中でだんだんと疲れが・・・。

 メトロの駅から降りて歩いてくるシーンを、何回もやり直し!
入り口の受付で ”すみませーん、スタジオ107はどこですかぁー?” 
と聞くところや廊下を歩くシーンを何回も何回も。
いったいやり直して良くなったのかどうか私にはさっぱり分からなくなってきます・・・。

 子供向けクラシック音楽番組の収録もやりました。
スタジオにびっしり並んだ子供たちの前で、演奏や話をし、彼らからの
質問・感想コーナー (これがかなり鋭かった!) も有り、楽しい経験でした。

 質問コーナーになると わ~っ とにぎやかになる子供たち。
演奏が始まると、徐々に集中していく様子が伝わってきました。

 が。弾き出してすぐ、ピアノのアクションの異変に気付き・・・。
 ガーン!
ハンマーヘッドが極端に弦に近くなっている…。
いろいろな感情が心に押し寄せるも、それに支配されている時間はなし。
このトラブルに対処するのにはある程度の時間が必要、
とっさに頭の中で時間計算。

10分の隙間もない今日のスケジュールの中では絶対に無理。
(今回使った楽器は、チェンバロ製作家のAnthony Sideyさんの持ち物で、イギリスのWooleyさんという方が製作した、A.Walterフォルテピアノのコピーでした。)
収録後、Sideyさんと相談。やはり時間的に無理。
ちょっと絶望。つまり、この状態ではゆっくりの打弦ができないということですから、全部速いスピードのタッチで対処するしかなくなってしまう・・・(泣)

 2日前にアトリエに行って弾いたときも、前日もこんなことなかったのに、どうしてこう極端に変わってしまったのだろう?!
せかされるように録音のためのマイクチェックと一回通しのリハ、そしてコンサート。ライブ録音され、CDになるという、こういうときに限ってどうしてピアノのトラブルが・・・
とへこむ時間もなく、終わりました。
 
 とにかく与えられた中でベストを尽くしました。
楽器に気を取られながら弾くことほど、惨めなことはありません。それが楽器の特徴ではなくて、トラブルと分かりきっているときは、なおさらです。
 だから、自分の楽器以外で演奏するときは必ず事前にチェックをし、オーナーさんとも話をしますが、やっぱり普段使われていない楽器というのは、どう環境に反応するか読めないので難しいなぁ・・・。

 普段からお手入れして、かわいがってあげて、しかも苦労もさせ、そのときに楽器がどういう反応をするかを知っていないと対処はむつかしいですね。

 これは、私に初めてフォルテピアノの手ほどきをしてくださった故小島芳子先生も、なにかにつけておっしゃってらして、そういうことを身を持って教えてくださったのです。本当に楽器に愛情を持って接してらした方だったのが思い出されます。

バルセロナの音楽祭で会ったピアニストのPetra、ヴァイオリニストの神谷未穂ちゃん 、
ピアニストの奥山彩さん、チェンバリストの福間彩ちゃん、
リコーダーの宇治川朝政くん、ソプラノの懸田奈緒子さん、
聞きに来てくださってどうもありがとうございました!

皆さんの演奏会にも行くからねー!

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 (左から神谷未穂ちゃん、私、
 ヴァイオリンのJulien、
 後ろはNicolas,
 ピアニストの奥山彩さん)









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 終わってからメンバーとぱちり。
 (私、チェロのFabrice,Julien,
 ヴィオラのLise)

Radio France リハーサル

 ずっとおさぼりしてしまった更新ですが、どんどんアップしていきたいと思っています。

 まずは、古い話になってしまいますが、1月12日にパリのラジオフランスであったアンサンブル シュトライヒャーのコンサートの リハーサル の風景から。

 写真はパリ郊外のフォンテーヌブローにある Julien くんのご実家。
ちらっと右端に見えているのが1830年ごろのブロードウッドのピアノ
とても魅力的な音!イングリッシュのピアノにはあまり興味がなかった私ですが、このところ立て続けに素敵なブロードウッドに出会い、その認識も変わりつつあります。

 パリ郊外のフォンテーヌブローと言えばマリーアントワネットが思い浮かぶ町ですが、ところでフォンテーヌブローという名前の、素晴らしく美味なチーズをご馳走になりました!皆さんこのチーズの存在、ご存知ですか?
 フロマージュブロンよりももっときめが細かいというか、もうカオがほころんでしまうようなおいしさなのです。極端に日持ちがしないと聞きましたが、パリでも売っているのでしょうか?
ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください!

 初めてパリでフロマージュ・ブロンを食べた時の感激を今でも覚えていますが、フォンテーヌブローは、これよりもずっと美味しかったです!

 フォンテーヌブローのひとたちがうらやましいです!

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2台のピアノのためのコンチェルト

 イースターに毎年行われるドーヴィル(Deauville、フランス)の音楽祭で、フランス在住の韓国人フォルテピアニスト Soo Park さんと、モーツァルトの2台のクラヴィアのためのコンチェルトを演奏することになりました。

 Soo さんのことは実は何年も前からちょっとあこがれの存在だったんですよね。私が受けた3年前のブルージュのフォルテピアノコンクールで、彼女は入賞されたんですが、本選を聞いて感動したんです。
なんて純粋、一途な演奏なんだろうって。
とても説得力があったファンタジー、素晴らしかった。
彼女が1位じゃなくてとてもがっかり&意外に思ったことを良く覚えています。
そのときまだ私は留学前で、ジョス・ファン・インマゼールさんの夏の講習会を受けに行ったついでにブルージュに寄って、コンクール見学をしたのでした。

 懐かしいなぁ・・・。見るもの聞くもの全てが目新しくて、カフェで飲むコーヒーひとつにも感動してたなぁ。
今でも、そのときたまたま入ったブルージュのカフェは一番のお気に入りです。
コーヒーを頼むと、ちいさいケーキとアイスクリーム、チョコレートが、真鍮のポットに入ったコーヒーと一緒に出てくるんです。
うーん、洒落てる!

これから豆乳ココア作って飲もーっと。笑顔 
  
プロフィール

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