マリア・リッカルダさんとの激しいリハの合間を縫って、
大切な友人の結婚式に出席してきました。
向かうはロンドン。

・・・はい、ここでひらいサン、また大失敗。
今度こそ、すごい失敗です。

土曜日のロンドン行きの飛行機は09:25発。
ところが、5時に目が覚めてしまったということもあり、
この”ザ・ぎりぎりマン”のわたくしが、なんと
07:55にはスキポールに着いていました。
オンラインチェックインもしてあったし、預け荷物もないので、
08:55にゲートに行けばよかったんですけどね。
それで、パスポートを出そうと思ったら。
出そうと思ったら。
思ったら。
思ったけど。
・・・みつからない。
まさかのまさか、パスポートを家に忘れてきた!!!
がーーん・・・・
すっ飛んで帰って、最終チェックインに間に合うか
とっさに計算するがまったく無理。
あぁ・・・
泣いても叫んでもしょーがないとはこのことで、時差も
考えず、ロンドンの友人にSMSを送りました。
今日は本当に申し訳ないけど出席できません、本当に
ほんとうにごめんなさい!!と。
そうしたら、なんとなんと、ネットで調べたら、正午発の
飛行機がある、それを予約するから、それでいい?
来てくれる?って。

え~~~~~~~~~~~~?!!!!!!!!!!!

わたしってなんて人騒がせ、なだけじゃなくラッキー
なのでしょう?!
式当日の朝に、大馬鹿の私のために、ネットでリサーチ
してくれて、それでさらにチケットを用意してくれて、
来てねと言ってくれる新郎新婦がいるでしょうか?!
うるうる・・・
睡眠不足もなんのその、ダッシュでまたハーグに戻り、
パスポートをひっつかんで、またスキポールへ。
(パスポート用のポーチを新調して、そこに入れたら
忘れたんです…あーあ。)
そして新郎がとってくれたフライトにチェックイン。
搭乗。
遅れもなく予定事項通りにロンドン到着。
予報では雨だったのに、暑いくらいの晴天。
おっけーおっけーと言いながら、ダッシュ。
楽譜が詰まったかばんは重い。
最寄り駅から教会まで、ダッシュ。
汗が流れる。
教会の塔が見えた!
もうすこし、もうすこし がんばれ、走れ!!
…着いた!!!
そーっと入って一番後ろの席に座る。
新婦のウエディングドレス姿、新郎のとろけそうにニコニコ
した顔を遠くから見て、またうるうる。
レイチェル・ブラウン女史の天使のようなトラヴェルソに
ため息・・・至福の時間。

続くパーティは、新郎のご両親のおうちで150人
近い人が集まってガーデンパーティ。
おいしいシャンペンとおいしいアペリティフのあとは、
おともだちからの、小粋な音楽のプレゼント。

次は会場を移して、お食事&ダンスパーティ!
これが、小学校のホールのような会場で、お料理は
すべて手作りで(おいしかった!!!)、ダンスは
夜の23時まで続く、アットホームで素敵な会でした。
わたしもキッズたちといっしょになって、けっこう踊った!
たのしかったなぁ~~~
バスケット、って男の人が女の人を持ち上げるんだけど、
思いっきり持ち上げられて、ぐるぐる回されていました。
(@_@;)
ワルツで目を回してぶっ倒れた記憶が蘇りそうになりました。

踊りってほんとにみんなと仲良くなれる。
こどもとも、おとなとも。
良く飲み、良く食べ、よく笑い、よく踊り、よくしゃべり
ました。
なによりも、新婦の輝くような美しさと、新郎の今までに
見たこともないsweetな笑顔が素晴らしかった。

そして!!!
婚活&就活中のひらいサン、なんとブーケトス、みごと
執念で(?!)キャッチしました!!!!
やったーーーーーーーーーー!!!!!!
必死でオランダに持って帰ってきたよ。
白いバラの可憐なブーケ。
ポジティブなオーラが、ちっちゃい部屋に満ち満ちています。
千絵ちゃんにもらってほしかった、と言ってくれた
新婦のMちゃん、ほんとうにありがとう。
末永くお幸せに!!!!

翌日はまたマリアさんとのリハのため、スキポールから
ユトレヒトに直行。
21時までリハして、また明日は6時に家を出てリハ会場に
向かいます。
彼女はお子さんもいて、これだけがんばってるけど、
私はひとりだから、なんでもできるはず。
彼女になんの心配もなく、思いっきり歌ってもらえるように、
わたしもそのレヴェルに近づかなくては。

自信を持って謙虚に頑張れ。
園田高弘先生が書き送ってくださったお言葉。
わたしの宝物。座右の銘。

明日もがんばろう!