夏の海。
8月15日は終戦記念式典に行った。

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数年前、短期間住んでいた海辺の町、スヘヴェニンゲン。
朝、まだ静かなビーチを歩いていると、甘いパンネクック
(オランダ風パンケーキ)のにおいがレストランから
漂ってきた。
フェリックス・メンデルスゾーンもこの海辺を散歩して
落ち込んだ心をなぐさめたそうだ。
今のわたしは、落ち込んでいる遠くの人たちに、元気になって、
と願っているちっぽけな存在。
かもめのユーモラスな表情とちょっとヒステリックな鳴き声
に、思わず笑ってしまう。
丘の上に上がって見渡すと、風が砂の上につくる模様と、
波の青さ、ビーチバレーコートのカラフルさが、夏らしくて
とても好きだなと思った。
そんな夏、もうすぐおしまい。
オランダにいると、夏の終わりがほんとうにほんとうに
名残惜しい。
秋を通り越して、長い冬の始まりを予感させられるから。
太陽の光は、すべての人の心を輝かせるのかな、
通り過ぎる人の顔が上気して見えたりする。
町中の人の顔がこんなに楽しそうに見えるのは夏だけ。
庭のあじさいもすっかりしおれて、ローズマリーだけが
元気にしている。
時間は あたりまえだけど どんどん流れていく。