雪の日は静かで明るい。

白、っていう色が、すこしだけのよわい光まで残らず集めて、
光のテーブルクロスをぱーっと広げてくれる。

粉雪が積もったいつもの道を、ゆっくり歩く。
もっきゅる もっきゅる

凍った運河に集まる、カモの大家族。
ときどき コケっとなりながら あっちへがーがー、こっちへがーがー。
なにやら忙しそうに会議中。
と、分別ごみの大きなビニール袋を抱えたわたしのほうに
集まってきた。
いやいや、これ、食べ物じゃないんですけど・・・。
すると、素敵なニット帽をかぶったマダムがやってきて、
運河のカモさんたちに向かって、パンの端キレを放り始めた。
なるほど!
ビニール袋の音=パン
それでビニール袋の音に反応してたのね。


こどものころ、雨降りの日には、水たまりから水たまりへと
ぱしゃんぱしゃん 長靴ダイブして、おばあちゃんに叱られたなぁ。

牛乳瓶を抱えてもっきゅるもっきゅるしながら、そんなことを思い出してた。