平井千絵 フォルテピアノだより

フォルテピアノの音色に魅せられ、オランダ留学→演奏活動開始、住むこと10年以上。2012年春に帰国しました。フォルテピアノ(現代ピアノのご先祖さま)奏者、指導者として活動しています。所属事務所ムジカキアラ http://www.musicachiara.com 東海大学芸術学科非常勤講師  東海大学生涯学習講座「大人のためのピアノ教室」https://ext.tokai.ac.jp/staticpages/index.php/koza-detail?id=2018aSAT02

ひとりごと

素敵なウェディング

マリア・リッカルダさんとの激しいリハの合間を縫って、
大切な友人の結婚式に出席してきました。
向かうはロンドン。

・・・はい、ここでひらいサン、また大失敗。
今度こそ、すごい失敗です。

土曜日のロンドン行きの飛行機は09:25発。
ところが、5時に目が覚めてしまったということもあり、
この”ザ・ぎりぎりマン”のわたくしが、なんと
07:55にはスキポールに着いていました。
オンラインチェックインもしてあったし、預け荷物もないので、
08:55にゲートに行けばよかったんですけどね。
それで、パスポートを出そうと思ったら。
出そうと思ったら。
思ったら。
思ったけど。
・・・みつからない。
まさかのまさか、パスポートを家に忘れてきた!!!
がーーん・・・・
すっ飛んで帰って、最終チェックインに間に合うか
とっさに計算するがまったく無理。
あぁ・・・
泣いても叫んでもしょーがないとはこのことで、時差も
考えず、ロンドンの友人にSMSを送りました。
今日は本当に申し訳ないけど出席できません、本当に
ほんとうにごめんなさい!!と。
そうしたら、なんとなんと、ネットで調べたら、正午発の
飛行機がある、それを予約するから、それでいい?
来てくれる?って。

え~~~~~~~~~~~~?!!!!!!!!!!!

わたしってなんて人騒がせ、なだけじゃなくラッキー
なのでしょう?!
式当日の朝に、大馬鹿の私のために、ネットでリサーチ
してくれて、それでさらにチケットを用意してくれて、
来てねと言ってくれる新郎新婦がいるでしょうか?!
うるうる・・・
睡眠不足もなんのその、ダッシュでまたハーグに戻り、
パスポートをひっつかんで、またスキポールへ。
(パスポート用のポーチを新調して、そこに入れたら
忘れたんです…あーあ。)
そして新郎がとってくれたフライトにチェックイン。
搭乗。
遅れもなく予定事項通りにロンドン到着。
予報では雨だったのに、暑いくらいの晴天。
おっけーおっけーと言いながら、ダッシュ。
楽譜が詰まったかばんは重い。
最寄り駅から教会まで、ダッシュ。
汗が流れる。
教会の塔が見えた!
もうすこし、もうすこし がんばれ、走れ!!
…着いた!!!
そーっと入って一番後ろの席に座る。
新婦のウエディングドレス姿、新郎のとろけそうにニコニコ
した顔を遠くから見て、またうるうる。
レイチェル・ブラウン女史の天使のようなトラヴェルソに
ため息・・・至福の時間。

続くパーティは、新郎のご両親のおうちで150人
近い人が集まってガーデンパーティ。
おいしいシャンペンとおいしいアペリティフのあとは、
おともだちからの、小粋な音楽のプレゼント。

次は会場を移して、お食事&ダンスパーティ!
これが、小学校のホールのような会場で、お料理は
すべて手作りで(おいしかった!!!)、ダンスは
夜の23時まで続く、アットホームで素敵な会でした。
わたしもキッズたちといっしょになって、けっこう踊った!
たのしかったなぁ~~~
バスケット、って男の人が女の人を持ち上げるんだけど、
思いっきり持ち上げられて、ぐるぐる回されていました。
(@_@;)
ワルツで目を回してぶっ倒れた記憶が蘇りそうになりました。

踊りってほんとにみんなと仲良くなれる。
こどもとも、おとなとも。
良く飲み、良く食べ、よく笑い、よく踊り、よくしゃべり
ました。
なによりも、新婦の輝くような美しさと、新郎の今までに
見たこともないsweetな笑顔が素晴らしかった。

そして!!!
婚活&就活中のひらいサン、なんとブーケトス、みごと
執念で(?!)キャッチしました!!!!
やったーーーーーーーーーー!!!!!!
必死でオランダに持って帰ってきたよ。
白いバラの可憐なブーケ。
ポジティブなオーラが、ちっちゃい部屋に満ち満ちています。
千絵ちゃんにもらってほしかった、と言ってくれた
新婦のMちゃん、ほんとうにありがとう。
末永くお幸せに!!!!

翌日はまたマリアさんとのリハのため、スキポールから
ユトレヒトに直行。
21時までリハして、また明日は6時に家を出てリハ会場に
向かいます。
彼女はお子さんもいて、これだけがんばってるけど、
私はひとりだから、なんでもできるはず。
彼女になんの心配もなく、思いっきり歌ってもらえるように、
わたしもそのレヴェルに近づかなくては。

自信を持って謙虚に頑張れ。
園田高弘先生が書き送ってくださったお言葉。
わたしの宝物。座右の銘。

明日もがんばろう!

受難節

ポジティブに前を向いて歩んでいる人たちのそばにいるのは、
とても清々しい。
蒸し暑い夏の日に、水しぶきをあげる大きな滝の前に立って、
ぐーっと見上げながら深呼吸するような感じかな。

さっきまで、Ut/Faのおふたりの水しぶきを
心地よく浴びていました!
友達の偉大さって、悩んでいるときにはますます
身にしみるもんです。
友達でいてくれてありがとう、と心から思う。
今日は、そういう自分の感謝の気持ち、
ちゃんと伝えられただろうか?

感謝のことば。
伝えたいまわりの人たちに、
タイミングを逸したり、躊躇したり、考えすぎたりして
なかなか伝えられないことがある。
なにか一語言い間違えたり、気持ちにフィットする言葉が
見つからなくて、うまく伝わらないこともある。
そうしているうちに、会えなくなってしまう人もいる。
だから、しっかり、今自分が思っていることを
伝えることができる人には、伝えたいと思う。
そうすることができない人には、心の中で
優しく思い続けようと思う。

今年のクロッカスはもう終わり。
着実に春は近づいてきている。
受難節のこの時期は、比較的晴天が続くことが
多いような気がする。
今日は空が高い。

コンセルトヘボーの天井裏


先日、このブログのリンク先にもある、Daanくんに、
アムステルダム コンセルトヘボー大ホールの屋根裏(?!)
に連れて行ってもらいました。

コンサートホールの天井裏って、想像つきますでしょうか。

あのシャンデリアが輝く天井の裏(というか上)は、
色とりどりのケーブルやさまざまな機械が整然と並ぶ、
機能的な場所でした。
客席からの熱気を逃がす巨大な機械の前に立つと、髪の毛が
ひゃーんと吸い込まれます。
(よい子はまねしないでください)

マイクを吊るす大小さまざまな穴があるのですが、
間違ってなにかを落とさないように、しっかり金網で
カバーされていました。
おそるおそるその穴から下をのぞくと、ハープ奏者たちが
チューニングをしていました。
・・・すごい高さにくらくらします。

天井裏を歩きまわる時は、ヘルメット着用が義務付けられて
いるそうで、というのも、吊るしてあるマイクやケーブルや
なにやら重そうな錘のような鎖やらに、プロでも間違って
頭をぶつけることがあるからなんだそうです。

てきぱきとレシーバーからの指示に従ってケーブルの
長さを調節していくDaanくん。
・・・すごいなぁ。
現場をのぞいた、っていう興奮です。
邪魔しないようにゆっくりと端っこを歩きながら、
ホールの天井の上にいるんだなぁ、とちょっと感動していました。
普段は想像しないことを想像したから感動したのかな。
それとも、同級生がプロとしてバリバリ働く姿に
感動したのかな。
それとも、一般の人は来られないところに来た優越感
だったのかな。

その日はコンセルトヘボー オーケストラの本番のライブ録り
のため、録音技師さんたちはスタンバっていたのですが
数時間前のGP(ゲネプロ)の音源をちらっと聴かせてもらったら
すごい!!!!
素晴らしい演奏に鳥肌でした!!!!!
ショスタコの10番だったのですが、マンネリ化を防ぐため、
リハーサルはたったの2回通すだけなんだそうです。
最新技術をつかった録音では、さぞかし粗も目立つだろう
と思うのですが、そんなものぶっとばすような(?!)
燃えるような演奏がスピーカから飛んできてました!

園田高弘先生がよくおっしゃっておられたことなんですが、
レコーディングというのは、天眼鏡で毛穴のすみずみまで自分の
顔をじっと見られるようなもんだ、と。
天眼鏡!!
そうです、本当にそのとおりですー!
しかし。
先生が生きておられたら、もう、口から泡を飛ばして、
“先生!天眼鏡なんてもんじゃなくて、電子顕微鏡並みですっ!!”
って口答えしたのになぁ…
ワンテイク終わって、プレイバックを聴きにバックルームに入って
ヘッドフォンをつければ、そこから聞こえてくる自分の演奏は・・・
毛穴を通り越して、お肌の角質層、その下のなんとか組織まで
くっきりはっきりお見通し、あらあらあら・・・
(実際はあらあらどころじゃなく、ぎょえ~~~~~っていう
くらいのショック感なんですけどね!!)

・・・今日は美しい音楽の舞台裏のはなしでございました。
明日は・・・7時に家を出ます。
おやすみなさい。。。

ロッテルダム国際映画祭

ほんとうは古城コンサートの続きを書かなければいけないですね。
でも、今日は思い切ってロッテルダム国際映画祭に
行ってきました!!
興奮しています!!

早起きしてならんだのに、お目当ての是枝監督のstill walking は
売り切れで見られず。
バリ島を題材にしたインドネシアンの監督の作品も売り切れ!
見たのはSkolimowski監督の60年代の映画 le Depart
(ジャン ピエール・レオが出ていた!)と
ドイツの監督のドキュメンタリー。

すごい熱気でしたーー
コンサートがなければ明日も行きたいです・・・

停電

ご無沙汰してしまいました。

停電と言ってもハーグで停電にあったわけではなく、
(水周りの不都合はしょっちゅうあるのだけれど)
自分のなかの停電でした。

どうしようもないときがあるものでしたが、
復活。
ぜったいに復活です。

しかし、こんなに遅い復活で・・・ええい、
間に合うはずがないんだからもう考えまい!前進あるのみ、
とは戦時中に竹やり訓練をした経験のあるmyおばーちゃんの
セリフのような・・・。

復活してくれないデジカメとプリンター。
私の波長に合わせないでくれたまえよ、と眺めているだけ
ではなく、量販店に買いに走らねばらなぬときなのかと。

頬骨が痛いときは、無理しているときらしい。

こんなときでも日本ではありがたいことにNHKでデュオの
放送をしてくださっている。
NHK BSハイビジョン 【ハイビジョン クラシック倶楽部】
「鈴木秀美(チェロ)&平井千絵(フォルテピアノ)」
08年9月17日(水) 13:00~13:55 です。 

自分ができることを誠実に、そしてそれに満足して。
日曜日のコンサートの前、スタンリーが言ってた。

ブログにはよわっちいことを記すまい、と決めていたけれど
どうしてだろう、こんな弱音をためらいながらも
正直に書いているのは、きっと、このあとグイーンと
飛びますんで!!!っていう告知をして、
自分に活を入れたいからか。
すみません、いま公共のスペースを自分のために使いました、はい。

ってなわけで、ガンガン放電と充電しながら進みますので
今後ともよろしくお願いします。
NHKの放送も見てください。
プロフィール

hiraifortepiano

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