ハーグには、エッシャー ミュージアムがあります。
宮殿だった立派な建物が、博物館になっています。
ついこの間、久しぶりに行ってきました。最上階には
オーディオビジュアルコーナーもあって、おとなもこどもも
楽しめる、素晴らしいミュージアムです。

だまし絵で有名なエッシャーな名前を知ったのは、
中学生のとき、親友からエッシャーのカレンダーを
もらったのがきっかけでした。
ピーターラビットやルノワールが好き(って、このふたつの
間に関係性、ないですかねぇ)だった自分にとっては、
モノクロでシャープなエッシャーの絵たちはちょっと不気味で、
夢に出てきそうな感じがして、気取って自分の部屋に
かけていたものの、寝るときはひっくり返したりしていました。
が、すごいインパクトを受けたのは確かです。
親友のアンテナの鋭さ、自分にはないオトナな感性、
すごいなぁと思っていました。
オランダに来るまでお恥ずかしながらエッシャーが
オランダ人とも知らず、また、こんなに生き生きとし、
ユーモアがある作家とは知りませんでした。
前回来たときには感じなかった、”重量感”を強く感じて
帰ってきました。
金属の塊が持っている重さと冷たさとか、
重いものが空間に浮遊している、という不自然な自然さとか。

紅葉と落葉がいっしょくたにやって来ていて、枝に残っている葉っぱは
健やかに緑色なのに、街路に舞っているのは辛子色。
オランダらしい風景だなぁと、ハンドルをしっかり握って強風に対抗しながら
思いました。
明日からパリ。2日間リハーサルのあと、いったんオランダに帰って日本行きです。